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マッサージ

訪問マッサージと介護サービスの融合

少々大げさなタイトルをつけてしまいましたが、私たち訪問マッサージが他職種連携をしていく為のかかわり方を考えみたいと思います。

在宅療養されているご高齢の方々は介護保険サービスを利用されており、身体機能低下や認知症などに伴う不調のあるケースが殆どです。ケアマネジャーさんが介護・医療サービスをご利用者様と話し合いながらケアプランを作成していき目標に向けて介護事業者、医療機関がサービス提供をしていきますが、私たちもご利用者さまのサポートチームの一員としてをリハビリマッサージを使って頂いています。

今回は、私たちの提供するリハビリマッサージと介護サービスを組み合わせた取り組みを考察して、ご利用者さまの日常生活の向上や目標達成に向けて取り組める可能性について解説してみます。

訪問マッサージは介護の現場でどうかかわりを作れるのか?

ケアプランではケアマネジャーさんがご利用者の目標に向けて、専門職各々がひとつのサポートチームとなってサービスに取り組み、定期的に効果測定をおこないPDCAをまわします。私たちの訪問マッサージも主にご利用者さまのADLを向上を目指すためにプランの一部に入れて頂くことがあります。

専門性においては運動器の機能向上でかかわることや、寝たきりの方には運動機能の維持の目的でかかわる場合が多いです。ご退院の体力回復での依頼もよくあります。

では、どのようなケースが訪問マッサージを導入する場合に適しているのかをまとめてみます。

  1. ご自身で体を動かすことが出来ずらい方
  2. 日常生活動作に制限があり腰部痛や肩部痛のある方
  3. 特に下肢筋力が衰えてしまい、筋委縮や関節拘縮の恐れがある方
  4. 寝たきりで廃用症候を予防していきたい方
  5. 主に下肢の痺れ等があり血液循環の促進が求められる方
  6. 股関節等の手術を行ない退院後のリハビリが必要な方
  7. 訪問看護ステーションのリハビリのサポート

また、身体的なサポート以外にもメンタルのサポートも行えるケースがあります。

  1. 話し相手になれる
  2. 心地よさがあるのでリラックスできる
  3. よく眠れる
  4. 楽しみにされる
  5. 地域の話題を提供できる

外出が出来なくなるといわば引きこもりの状態になるケースも少なくありません。少しでも会話ができたりコミュニケーションの機会があると気持ちも前向きになれたりします。普段は言い出しにくいお話しも時々聞かれますので、ケアマネジャーへ情報をお伝えすることもあったり致します。

マッサージで得られる介護者へのメリット

次に介護を行なうご家族様への期待できるメリットを考えてみました。

お着換えや動作のしやすさ

ご本人さまの筋緊張の緩和や関節の可動域の拡大により、身体機能の改善や維持することで整容をやりやすくすることが図れます。特に肩関節や股関節といった大きい関節の可動域を確保していくことは服の着脱やおむつ交換のしやすさにつながります。立ち上がり時の介助量も体幹や下肢筋力の強さが影響してきますので、マッサージと共に行う運動も役に立つ要因になっていきます。

ご利用者のストレス軽減

ご家族にとっては、常にご自宅ですごされているご利用者さまがストレスがあるのではないかを心配されることがよくあります。マッサージにはストレス緩和やリラックス効果がありますので、不安や緊張などを和らげてリラックス効果によりメンタルヘルスの改善に繋がると考えられます。

レスパイトとご家族へのマッサージ

およそ30分の滞在時間ですが、その間は介護から解放させて頂ければと思います。またご依頼があれば自費とはなりますがご家族へのマッサージサービスをおこなっています。

【まとめ】

ケアプランの保険外サービスに訪問マッサージを取り入れることで、視点の違うサービスを提供できるように思います。高齢者の身体機能の維持・改善やリラックス効果を得ることができ介護者自身のストレス軽減にも繋がると考えられます。訪問マッサージと介護サービスの融合は、介護の現場において一躍をになえる取り組みとなることを願いたいです。

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